vol.2 勉強に求める「楽しさ」
英語の勉強には、きちんと楽しさを求めたいものです。
楽しくない勉強は、マンネリ化しがちでモチベーションも沸かず、だらだら続いた結果、仕事が忙しくなってきたときに、ふっとやめてしまって、終わります。
楽しい勉強は、仕事が忙しくなってできない期間があったとしても、また勉強をやりたい気持ちが湧いてきます。
ここが大きな違いで、いい勉強というのは、後から見返したときに自分を誇らしくなったり、やってよかったなと思う種類のものです。決して「苦しかったけどよく続けられた」というものではないと思います。
苦しい勉強は、一昔前の部活動と同じ、水を飲みたくても飲めない上に、意味のない練習を延々と繰りかえします。一度辞めたら、戻れるようなところでもありません。
楽しい勉強ができているかを、きちんと見分けましょう。
1日の勉強が終わった後で、「今日もこれを学んだな」と、学んだことが明確に残っていれば大丈夫だと思います。義務からの開放感ではなく、清々しさが残っています。そして、あれだけ勉強したのに、もっと知りたいとさえ思っています。
よく「勉強を毎日やること」が勧められていますが、こういうものが勉強を「義務」に変えています。毎日行うことを義務付けられた勉強は、1日30分、忙しいときは15分。それでもできないときは5分、、と短くなっていきます。
そんなやり方では、参考書は終わりません。単語もほとんど覚えられません。
誰かに「笑って」と言われても心の底からは笑えないように「楽しんで」と言われても、勉強はなかなか楽しめるものではありません。が、どうやったら勉強が楽しくなるかということは、コーチが体を張って伝えていくものだと思います。