英語コーチのウラバナシ

英語コーチの仕事は、英語の先生とはちょっと違う。

英語を教えるのはもちろんですが、
生徒さんの話に耳を傾け、詰まっている課題を解決することも私たちの仕事です。

実際のところ、
英語コーチは、どんな風にカリキュラムを作って、
どんな心構えで生徒さんと向き合っているのでしょうか。

代表コーチの竹内が、英語コーチの「大事なウラの話」を語りました。
波線
竹内智則

書いた人・竹内 智則

プロフィール

1991年静岡県生まれ。
徳島県海陽町でアメリカ人の友人ができたことをきっかけに、国際交流の事業を行うようになる。 現在は東京都豊島区にて、外国人と日本人が一緒に暮らすシェアハウスを経営。 シェアハウスを中心にした観光ツアーを企画し、日本料理を一緒につくる。 自身の経験と英語の技術を体系化した英語コーチングを主催する。
波線

2019-01-11

vol.24 説明の仕方、指導の仕方

「説明する」というのは、
ものごとを順序よく分かりやすくして相手に伝えること。

・ここの文章はこうなっている。
・ここの文法はこういう風に捉えると、意味が分かりやすい。
・この言葉は、こういうニュアンスで使われている。

英語のレッスンでは、こんな説明がよくされます。

世の中には、説明がうまい人がいます。
「この人が説明してくれると、分かりやすい」と言われるような人。

うまい人の説明を聞いていると、
相手がどこまで理解できているかを観察しながら説明しているのが分かります。

こういう人は、一度に大量の情報は渡せないことを分かっています。
理解できないほどの情報をあげてしまうと、相手がパンクしてしまうのを分かっている。
分かっているから、少しずつ説明を進め、相手が知っている情報を足場にしながら、次の情報を渡していきます。

「気が利く」という言葉があります。
私は、相手の理解度を尊重しながら進めていく説明を聞いたとき、「気が利く説明」だなと感じます。


それでは、
「指導」とは、何を指すのでしょうか。

私がミュージシャンをやっていたころ、よく師匠にライブ現場に連れて行ってもらっていました。
ミュージシャンの現場では荷物運びのことをローディと言うのですが、私がこのローディで、師匠の楽器を運搬しセッティングします。
セッティングが終わってからは脇に立って、師匠の仕事ぶり(演奏っぷり)を見させてもらい、演奏後に楽器を片付けるまでが仕事です。

現場で、様々なことを学びました。
他のミュージシャン仲間とのコミュニケーションの仕方、楽器のセッティングの仕方、実際の演奏の仕方…

師匠が私に説明をしてくれたわけではありません。
けれど、あれは立派な指導だったと思います。

「あいつがいると安心するな、と思われる人になりなさい」
師匠がよく口にしていたのを思い出します。(違う意図で言っていたのかもしれませんが..)

そして師匠は、私に実践の場を提供してくれました。
つまり、先輩のミュージシャンを紹介してくれ、「こいつと一緒に演奏してやってくれ」と声をかけてくれたのです。

この上ない機会。
一緒に演奏させてもらえば、脇で見ているよりも多くのことが学べます。
うまくやれば、また演奏に誘ってもらえるかもしれない。
師匠は私に、次のステージへの道を示してくれたわけです。

このときも、師匠は何も説明していません。
けれどこれも、素晴らしい指導だったと思います。

「指導」とは、その人が進みたい次のステージに、導いてあげること。
多くの場合、その人が進みたい先には、「新しい人間関係」があります。

私がミュージシャンの頃は、「一流ミュージシャンに囲まれて仕事がしたい」と思っていたし、多くの人が英語を学びたい理由は「外国人と関わる仕事(人生)を送りたい」と思うからでしょう。
英語を学んで、今まで自分が関わってこなかった人との生活を送りたいわけで、テストで点数を取りたいから英語を勉強するのではありません。

いい指導は、「技術を伝えること」だけに留まらず、「新しい繋がりのきっかけをつくってあげること」ではないかと思います。

(全員がミュージシャンになれるわけではありません。
本人の頑張りももちろん必要。結果が出ない人には、師匠は声をかけていませんでした。)


今や、「説明」はいたるところに転がっている時代になりました。
参考書を一冊買えば、文法の説明、単語の説明、目的に合わせた色んな説明が、大量に手に入ります。
グーグルで調べても、単語や文法の説明はたくさん見つかります。

一方で、私たちのコーチングには、「英語を話してコミュニケーションが取れるようになりたい」という人が通ってくれています。

こういう人に私たちがやれることは、単なる「説明」ではないと思います。
英語を説明するだけなら、生徒さんが自分で調べればいいのです。
その人にどういう形で次のステージを見せてあげられるかを考え、説明以外の「指導」を行っていくこと。
なかなかどうして、やりがいのある仕事です。

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