英語コーチのウラバナシ

英語コーチの仕事は、英語の先生とはちょっと違う。

英語を教えるのはもちろんですが、
生徒さんの話に耳を傾け、詰まっている課題を解決することも私たちの仕事です。

実際のところ、
英語コーチは、どんな風にカリキュラムを作って、
どんな心構えで生徒さんと向き合っているのでしょうか。

代表コーチの竹内が、英語コーチの「大事なウラの話」を語りました。
波線
竹内智則

書いた人・竹内 智則

プロフィール

1991年静岡県生まれ。
徳島県海陽町でアメリカ人の友人ができたことをきっかけに、国際交流の事業を行うようになる。 現在は東京都豊島区にて、外国人と日本人が一緒に暮らすシェアハウスを経営。 シェアハウスを中心にした観光ツアーを企画し、日本料理を一緒につくる。 自身の経験と英語の技術を体系化した英語コーチングを主催する。
波線

2018-07-12

vol.9 英語スピーキングに必要な、アウトプットの力

前回の記事の続きです。

アウトプットの力は、「自分の言いたいことが、正しい文法で言えること」を目指します。

それ以上のレベル、英語として美しい言葉選びと文法表現まで求めようとすると、かなり膨大な勉強量になってきます。そういった部分は時間をかけて学ぶべきで、「自分の言いたいことが、正しい文法で言える」という目標くらいなら、中学文法くらいまで分かっている人なら、1ヶ月程度で達成できるレベルです。

前の記事で書いたとおり、「リスニング力」と「自分の言いたいことを英語で言える力」がつけば、もう会話ができます。
会話ができる状態になってしまえば、英語が楽しくなるので、そこから足りない単語やより自然な文法を少しずつ身に付けていくのがいいでしょう。

アウトプットをするのに必要な力は3つあって、
・単語
・文法
・それらを取り出す慣れ です。

「スピーキングができるようになりたい」という方の中には、単語と文法がある程度身についている人も少なくありません。そういう人は、今までかなり勉強してきて、単語も文法もわかっている。けれど、英語が未だに話せないという状態だったりするわけです。

単語と文法を教えることは、誰にだってできる。
ここで重要なのは「どうやったらそれらを取り出して、会話ができるようになるか」ということで、これは、コーチがきちんと導いてあげるべき部分だと思います。

指導の仕方としては、実際に会話をしながら英語を少しずつ引き出したり、整えたりするやり方がいいなと思います。

ひとつのトピックについて、英語で話してもらう。途中止まるところがあるはずなので、「こうやって言いたい」というのを日本語で聞いてあげて、英語ならこう言う感じというのを伝えるというのを繰り返します。
会話の中で「ここはこの文法を使えばいいのか」「この単語はここで使えるのか」という発見があるはず。机の上の勉強では感じられない、リアルな会話をしている感覚があると思います。

さて、これはいくつかスピーキングの習得方法を試した結果なのですが、あまりうまくいかなかった例を出すと『瞬間英作文』がよくなかったです。

瞬間英作文

左のページに日本語、それと対応する英語が右ページに書かれていて、日本語だけを読んでから、英語を言ってみて、それが合っているかどうかを確認する、という進め方が基本です。

2週、3週と繰り返すうちに、英語が自然と口に出てくるようになる、というのが謳い文句なのですが、なかなかページが進まないです。つまり、リズムが悪い。

なんでかなと思ったのですが、たぶん「答えがひとつしか確認できないこと」が原因です。

日本語だけを見せられて、それを英語にするとしたら答えは何通りもある。それが、右側のページには1つしか書かれていなくて、自分の思ったことが正解なのか、それとも間違っていて本に書かれた通りに直すべきなのかが曖昧です。

例えば、「嬉しそうだね、何をやっていたの?」を英語にするとしたら、

You look happy. What did you do? でも
You seem happy. What happened to you? でも、正しい訳でしょう。

これがよくないなと思います。
やはり英語は文脈やシチュエーションで表現が変わるもので、それも認めるべきです。
それが、自分の考えた表現を否定されて、強制的に一つの言い方にさせられるのは違うなあと。

自分の間違いがわからないことも、学習の上では問題です。考えたことと全く違う文法や単語を使った答えが出てくることがあるので、そうすると結局、自分の答えは置いておいて、その「答えフレーズ」を覚えるだけのテキストになってしまいます。

なので、スピーキングはテキストを相手にするのだとやはり不十分で、きちんと指摘をしてくれる人を相手にたくさん話すことが一番だと思います。オンライン英会話もありますが、あれも会話相手にはなってくれるけれど、間違いの理由までを指摘してはくれないのが玉に傷です。なので、うちのコーチングでオンライン英会話を利用するときは、コーチのサポートとセットで進めるようにしています。

ここまでは、単語と文法の力がある程度身についている方へのコーチング方法です。まだ身についていない、という場合には、そもそも取り出す知識が乏しいので、単語と文法をインプットするところから始めます。
1ヶ月くらいインプットに時間を当てて、その後、インプットを続けながらアウトプットのトレーニングも並行して行なっていくというカリキュラムの作り方をしてあげると、2ヶ月後にはかなり聞こえるし話せる、つまり会話ができるという状態になっているでしょう。

(つづきます。)

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