英語コーチのウラバナシ

英語コーチの仕事は、英語の先生とはちょっと違う。

英語を教えるのはもちろんですが、
生徒さんの話に耳を傾け、詰まっている課題を解決することも私たちの仕事です。

実際のところ、
英語コーチは、どんな風にカリキュラムを作って、
どんな心構えで生徒さんと向き合っているのでしょうか。

代表コーチの竹内が、英語コーチの「大事なウラの話」を語りました。
波線
竹内智則

書いた人・竹内 智則

プロフィール

1991年静岡県生まれ。
徳島県海陽町でアメリカ人の友人ができたことをきっかけに、国際交流の事業を行うようになる。 現在は東京都豊島区にて、外国人と日本人が一緒に暮らすシェアハウスを経営。 シェアハウスを中心にした観光ツアーを企画し、日本料理を一緒につくる。 自身の経験と英語の技術を体系化した英語コーチングを主催する。
波線

2018-08-12

vol.16 英語 – 暗記の学問

英語は「暗記の学問」であってはいけません。暗記の学問というのは、フレーズを覚えて、覚えたフレーズで会話をしていく勉強の仕方のこと。

書店に行って、一番多く並べられている英語教材の一つがフレーズ集です。
『これだけ日常会話』『ビジネスシーンで使うフレーズ 500』『子育てに役立つ英語フレーズ』
山ほどあります。
単語帳も、TOEICや 英検、ビジネスシーン単語帳など、テストの種類やシチュエーションに応じた種類が発売されている。

そして、英会話教室で教えてくれるものも、多くがシチュエーションごとのフレーズです。
「今日は旅行に行った時の会話をやってみましょう。」「ビジネスシーンの挨拶の仕方をやりましょう。」
シチュエーションで区切って、その場その場の会話を学んでいく。

今の日本には、これだけ英語の暗記を勧めるツールが広まっているのだと思うと、なんだかすごい。すごいを通り越して恐いなとも思います。


確かに、いくつもの場面を経験していくことで、全体として話せるようにはなってきます。けれどそれは、自分の言葉で話しているかというとそうではなくて、どこかで覚えてきたフレーズを当てはめながら会話をしているだけのこと。それだけ続けていると、核になる英語の知識が育たなくて、「自分はどこに行っても英語で会話ができる」という自信はいつまで経っても湧いてきません。

フレーズやシチュエーションというのは、肉みたいなもので、それを支える骨が必要、基礎が必要だと思います。
英語の基礎というのは、「文法や単語を覚えること」ではなくて、「自分の言いたい表現をするためには、どの文法とどの単語を使えばいいか知っていて、それをある程度引っ張ってこれる」こと。一般のスクールはそんな考え方をしていないのかもしれないが、ここまでを基礎だと考えたほうがいいと思います。

そして、先に英語の基礎を身につけて、その後でシチュエーションごとの話し方を勉強していく。すると、各フレーズの捉え方が変わってきます。「この表現にはこの文法を使っているのか」「丁寧な場面では、こういう文法や単語を使うのか」。
基礎が、実践のフレーズと結びついて、その表現はただ暗記するものではなくて、自分が扱える言葉になってきます。そうなると、英語は、表現の学問に変わります。

フレーズを覚えることよりも、基礎を身につけることが大切なのは分かった。
では、コーチング系の英語スクールなら大丈夫かというと、ここも気をつけたほうがいいポイントだと思います。コーチング系スクールがコミットしているのはたいてい「英語の勉強時間について」で、内容についてではないことが少なくありません。

だから、体験レッスンに行くと、「英語の勉強は1日3時間やってください。内訳は、単語帳が1時間、オンラインでの会話が1時間、文法の勉強が1時間です。」みたいなことを言われたりしますが、これも単純に「暗記の学問」としての英語を強要されているだけでしょう。

あなたの行っているコーチング、「暗記の学問」になっていませんか?

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