英語コーチのウラバナシ

英語コーチの仕事は、英語の先生とはちょっと違う。

英語を教えるのはもちろんですが、
生徒さんの話に耳を傾け、詰まっている課題を解決することも私たちの仕事です。

実際のところ、
英語コーチは、どんな風にカリキュラムを作って、
どんな心構えで生徒さんと向き合っているのでしょうか。

代表コーチの竹内が、英語コーチの「大事なウラの話」を語りました。
波線
竹内智則

書いた人・竹内 智則

プロフィール

1991年静岡県生まれ。
徳島県海陽町でアメリカ人の友人ができたことをきっかけに、国際交流の事業を行うようになる。 現在は東京都豊島区にて、外国人と日本人が一緒に暮らすシェアハウスを経営。 シェアハウスを中心にした観光ツアーを企画し、日本料理を一緒につくる。 自身の経験と英語の技術を体系化した英語コーチングを主催する。
波線

2018-07-06

vol.6 英語スピーキングの目標が決まらないときは、CEFRを参考にしよう

英語のリスニングが、目標を立てやすく、その達成度を確認しやすいのに対して、スピーキングは目標を立てるのも、達成を確認するのも難しいなと感じます。

リスニングの目標は、例えば、日常会話が聞こえるようになりたいとか、映画が聞こえるようになりたいというもの。
そして、練習を重ねた結果、「あ、70%くらい聞こえるようになった」「ほぼほぼ聞こえるようになった」という感覚を持てるようになってきたあたりがゴールでしょう。
やっている本人が、「聞こえる」という実感を持てるので、目標の達成も非常にクリアにわかります。「できた。」と。

一方でスピーキングは、まず目標を立てるところから難しい。
例えば、日常会話ができるようになりたい、という目標は一見分かりやすいようで、どこを目指すのか明確ではありません。

「正しい英語が扱える」という目標であれば、中学英語が扱えれば十分です。

それは、
What do you like?
I like to play soccer.
That’s awesome!

このような会話になります。ただ、このレベルだと、学ぶ側としてはあまり達成感がない。張り合いが出ないでしょう。
けれど、目標が「正しい英語を扱うこと」であれば達成しているわけで、それは、会話の2つの条件を満たしているからです。

・相手に意図が伝わっている。
・正しい文法、単語、慣用句が使えている。

スピーキングの難しさは、表現というもの特有の、どこまでいっても終わりがないことによるものだと思います。
リスニングには、正確に聞き取れているかどうかという「答え」がある。一方で、スピーキングには、そういうものがないんですね。


それでは、スピーキングの目標はどのように立てるのがいいでしょうか。

外国語の習得度を測るCEFRという国際基準があります。

CEFRにおけるスピーキングの習得度

CEFRにおけるスピーキングの習得度

まあ、国際基準なので多少もったいぶった書き方をしてあって、「具体的な欲求を満足させるための」なんて書いてあります。
少し分かりにくいので、あなたの英語コーチでは、このCEFRを基に、スピーキングの目標を作っています。

それは以下のものです。

1.文章は言えないけれど単語で言える(CEFR A1)

レストランに行ったときに「coffee, thank you」などと、自分の欲しいものを伝えることができる
(必要な力:単語力)

  ↓

2.単語を繋いで短い文章を作ることができる(CEFR A2)

レストランに行ったときに「Can I have a cup of coffee?」と言える
(必要な力: 基礎文法力)

  ↓

3.文を繋げて、ある程度の長さの内容を言える(CEFR B1)

「No hot coffee, because I can’t handle hot drink in a short period. You know, we need to get out right away.」
(必要な力: 文を繋げる方法を知っていること + 英語を処理することに慣れていること)

  ↓

4.日常会話の他に、ニュース、料理、経済など、専門的なトピックの会話ができる(CEFR B2)

(必要な力: 様々なトピックに渡る単語を知っていること)

あなたは、どのくらいまで話せていますか?
これまで色んな方を見てきて、多くの学習者が、2の短い文章を作れるか作れないかのレベルで行き詰まっているのを感じます。

短い文章を作るために必要なのは、文法を扱う力です。
短い文章を作れない人の多くは、文法をただ暗記しただけになっているようです。
既に文法自体は知っているため、話すことを前提に文法を確認し直せば、すぐに文章が作れるようになるでしょう。
「聞く」と「話す」の、文法の学習方法の違いはこちらに記事をまとめました

文法が扱えるようになり、短い文章が作れるようになったら、レベル3「文を繋げて、ある程度の長さの内容を言える」ことを目指しましょう。
これは、今日あったことや自分の好きなものを説明することができる力です。レベル2で作れるようになった文と文を繋げて、たくさんの情報を伝えられる力です。
このくらいになると、外国人との日常会話でも困らないし、英語の日記を書いて、自力で英語力を磨くことができるようになります。

これ以上のレベル(日常会話の他に、ニュース、料理、経済など、専門的なトピックの会話ができる)を目指すとなると、相応の単語力と言い回しを理解して、それを扱った経験が必要になります。これは時間をかけて進めていく学習です。2ヶ月、3ヶ月のコーチングで達成するのは難しいため、私たちのコーチングでもレベル3までが扱っている範囲です。

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