高橋秀和、TOEIC990点への挑戦

教材レビュー② 1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

2018-4-22

TOEICのテストで出てくる7つのパート。
その中でも最も嫌われているパートはpart5の文法ではないでしょうか?

例えば、こんな問題が出てきます。

TOEIC part5 の出題例
出典 朝日新聞出版 1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急

sがついてるとか、 eが二つあるとか。
「視力検査か!」というツッコミを入れたくなるような、小さな違いを答えていく問題。
これが 30問続きます。 (ひと昔前は、 40問でした)

正直ここが間違っていたからといって、実際の会話で意味が通じないなんてことはありません。けれど、30問。 ここを落とすわけにはいきません。

そこでおススメなのが「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」です。

新TOEIC TEST文法特急
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

解説が明快であることは当然なのですが、1問に対して1ページを使って丁寧に解説してある点、不正解の選択肢についての解説がある点、正解にたどり着くまでのプロセスが書かれてある点がおススメの理由です。

例えば、 ↑さっきの問題への解説は、こんな感じになっています。

新TOEIC TEST文法特急 は解説が分かりやすい
出典 朝日新聞出版 1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急

part5は一般的に思われているよりも「読まなくても」正解が出せるパートです。「読まなくても」というのは、文章を訳さなくても答えが出せる・全文目を通さなくても正解ができるという意味です。

上の問いがその一例で、このように文の構造を理解すれば、選択肢を一目見ただけで答えが決まるという問題が数多く出題されています。
こうした問題に対応する方法が本書の中では「構文先行型アプローチ」と呼ばれていて、本書を読み進めるにつれ、「文章全部読まなくていいじゃん」ということが分かってきます。

TOEICの得点をあげるだけでなくて、英語の構文を手軽に確認したり、構文を網羅的に学びたいときにも有効な一冊です。



前回に引き続き特急シリーズからの紹介となったのですが、個人的に特急シリーズはおススメです。理由としては文庫本サイズなので持ち運びに便利という点と、アプリを使って手軽に音声が聞けるという点があります。僕もスマホのトップ画面にはアプリを入れていつでも聞けるようにしています。

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