英語リスニング | 7つの勉強法をまとめて比較!【英語コーチが解説】

更新日:2022/11/1
英語リスニング | 7つの勉強法をまとめて比較!【英語コーチが解説】 トップ画像

「英語のリスニングができるようになりたいけれど、どんな勉強をしたら良いか分からない」と感じたことはありませんか?

単語や文法の勉強に比べて、リスニングの勉強法は何をやったら良いのかが分かりにくく、どうすれば英語が聞こえるようになるのか、悩みを抱える人も多くいます。

弊社の英語スクールの受講生も、「これまでリスニングの勉強をやってこなかった」という人も少なくありません。
竹内智則

そこで今回は、代表的な7つのリスニング勉強法を比較・解説していきます。

それぞれの勉強法にメリット・デメリットがあるので、自分に合った学習法を選べばあなたのリスニング力はぐっと伸びるでしょう。リスニング学習を行う際の参考にしていただければ幸いです。

この記事を書いた人

竹内智則

竹内 智則

2016年から英語コーチングを開始し、これまで200名以上の方に英語の指導を行っています。
コーチングで使用するための英語学習アプリを制作。「こんな英語教育が欲しかった!」を実現しています。
著書: ぼくらの瞬間英作文
アプリ:ぼくらの瞬間英作文 つながる英単語

リスニングの重要性

リスニングの重要性

聞こえないと、会話が続かない

英会話において、「聞く力」は「話す力」以上に重要なことです。

「英会話スクールに通ったけれど、英語が話せるようにならなかった」という経験はありませんか?

それもそのはず。
英会話スクールでは、英語を話す練習はやってもリスニングの練習をしないことがほとんどです。
その結果、「便利なフレーズは覚えたけれど、英語が聞こえない = 会話が続かない」状態で卒業している人が多くいます。

「英語の勉強」というと文法やフレーズを覚えることに意識を向けがちですが、「英語を話せるようになりたい」と思った場合には、リスニングも必須であることを覚えておきましょう。

リスニングができるとスピーキングも上達する

リスニング力が上がると、相手の話している英語が細かい単語まで聞き取れるようになります。

それはつまり、相手の英語を真似できるようになるということ。

「あの人はこんなフレーズを使っていたな」
「関係代名詞はああやって使うんだな」
など、相手の会話から知識を吸収して、自分のスピーキングに役立てることができます。

おすすめのリスニングの勉強法

ここからは、おすすめのリスニング勉強法を比較していきます。

それぞれの勉強法にはメリット・デメリットがあるので、自分に合ったものを選ぶようにしてください。
竹内智則

シャドーイング

シャドーイングは、聞こえた英語の後を影になったようにぴたりと追いかけて、「リスニングをしながら自分も発音を行う勉強法」です。



シャドーイングを行うと、1つの文章の中にいくつか「言えない単語」が出てきます。 「言えない単語 = 聞こえていない単語」であることが多いので、そこだけを何度か再生し、聞こえなかった発音を確認していきます。

また、音声と同じスピードで英語を発音することになるため、シャドーイングを行うことで「英語の処理スピード」も鍛えられます。

【英語コーチのひとり言】

シャドーイングは、弊社の英語コーチングでも積極的に取り入れています。
自分も発音をすることで、「英語を追いかける力」が身につくため、初心者にもおすすめの勉強法です。
竹内智則

「シャドーイング」のメリット・デメリット

◎ 聞こえない発音に気づける
◎ 英語の処理スピードが上がる
◎ 慣れれば短時間でできる
△ 勉強法に慣れるまでにコツが必要
△ 教材が難しいとついていけない

シャドーイングの詳しいやり方と教材選びについて以下の記事で解説しています。合わせて参考にしてみてください。
関連記事:「シャドーイング」で英語が聞こえるようになるまでの手順【まとめ】

リピーティング

リピーティングは、4 ~ 5単語ごとに再生をストップし、止めている間に聞こえた英語を発音する勉強法です。

シャドーイングとも似ていますが、リピーティングは、音声を再生している間は口を動かさずリスニングに専念できるため、早くて聞こえにくい英語に対して相性の良いやり方です。

長く再生してからストップすると内容を忘れてしまいます。4 ~ 5単語ずつストップしてリピーティングをするのが基本です。

【英語コーチのひとり言】

実際は、シャドーイングとリピーティングをミックスさせながら学習することもあります。
英語のスピードがゆっくりな場合はシャドーイングを行い、ついていけないほど早くなったらリピーティングに切り替えます。
竹内智則

「リピーティング」のメリット・デメリット

◎ 聞こえない発音に気づける
◎ 早い英語でもやりやすい
◎ シャドーイングよりも初心者向け
△ 学習に時間がかかる

ディクテーション

ディクテーションは、聞こえた英語をノートなどに書き取っていく勉強法です。
一通り聞き終えたあと、書いたノートと答えの英語を見比べて、聞き逃していた単語を確認します。



1文ごと、3 ~ 4回ほど繰り返し再生をするのが基本のやり方です。
英語を細かく聞いて、自分の苦手な発音を発見することができますが、英語を書き取る必要があるので多くの時間がかかります。

【英語コーチのひとり言】

ディクテーションは時間がかかるのがネックです。

リスニングの学習に慣れてくると、「自分が聞こえない単語」は書き取らなくても気付けるようになります。
そうなったら、もう少し短時間でできる他の勉強法に切り替えるのがおすすめです。
竹内智則

「ディクテーション」のメリット・デメリット

◎ 聞こえない発音に気づける
◎ 早い英語でもやりやすい
△ 学習に時間がかかる
△ 英語の処理スピードが上がらない

英語発音の音声変化

英語の発音は、書いてあるとおりに発音されないことがよくあります。(これを「発音の音声変化」と呼びます)

英語の音声変化を学ぶことで、今まで聞こえていなかった単語が聞こえるようになります。
他の勉強法(シャドーイングやリピーティングなど)を行う場合も、音声変化は学んでおくことをおすすめします。

音声変化の例とおすすめ教材

魔法のリスニング
魔法のリスニング
what are you
再生
魔法のリスニング

【英語コーチのひとり言】

リスニング目的の場合は、発音を完璧に言えるまで練習する必要はありません。
音が変化する感覚に慣れることが重要です。
竹内智則

「音声変化学習」のメリット・デメリット

◎ 英語を細部まで聞き取れるようになる
△ 他の勉強法とセットで行うのが基本

リスニング + サマライズ

今回紹介している中では、最も上級者向けの勉強法です。
英語を聞いて、すぐにその内容を自分の言葉でサマライズ(要約)します。

教材によっては、知らない単語や聞こえない発音も出てくることがあります。その場合は、他の勉強法と同様に、一度ストップして単語の意味や発音を確認することも大切です。

【英語コーチのひとり言】

ただリスニングするだけでなく、アウトプットをすることで、内容を理解する力がより鍛えられます。
実践的な学習でもあるので、これができれば外国人との会話も十分通用するようになります。
竹内智則

「リスニング + サマライズ」のメリット・デメリット

◎ 内容を瞬間的に理解する能力がつく
◎ スピーキング力も伸びる
◎ 短時間で学習できる
△ 初心者にとっては難しい

リスニングには効果がない勉強法

ここからは、リスニング力アップにはあまり効果がない勉強法の紹介です。

一昔前には推奨されていた勉強法もありますが、現在ではあまり効果がなかったことが分かってきています。
竹内智則

オーバーラッピング

オーバーラッピングは、音声を再生しながら、文章を音読していく勉強法です。

実のところ、オーバーラッピングではリスニング力は伸びません。
その理由は、オーバーラッピングは文章を読みながら行う練習法のため、英語の発音を聞く必要がないからです。

オーバーラッピングは、リスニング力アップのためというよりも、アクセントやイントネーションの付け方、息継ぎのタイミングなどを身につけるために行います。

「オーバーラッピング」のメリット・デメリット

◎ 英語を読むのが上手になる
△ リスニング力は鍛えられない

聞き流し

「とにかく英語を聞く時間を増やす」というのがコンセプトの勉強法です。
仕事をしながら、家事をしながら、もしくは眠る前などに英語をBGMのように流しておくことも「聞き流し」に含まれます。

残念ですが、英語の聞き流しではリスニング力は伸びません。

その理由は、内容の理解できない話を聞いても、人の記憶には残らないからです。
聞き流しの英語には、知らない単語や聞こえない発音が多く含まれます。
これは、お坊さんの念仏をひたすら聞くのと似ています。意味の分からない知らない単語の羅列。1時間聞いたところで、少しも真似して言うことはできないでしょう。

【英語コーチのひとり言】

「内容を理解しないとリスニングしても意味がない」という気付きは重要です。
他の勉強法を行うときも、内容を追いかけながらリスニングすることで学習効果がアップします。
竹内智則

「聞き流し」のメリット・デメリット

△ ほぼ効果なし。おすすめしません。

教材選び・リスニング上達のコツ

スクリプト付きの教材で学習する

リスニング学習で使用する教材は、必ずスクリプト(英文)や字幕を確認できるものを選びましょう。

スクリプトがない教材だと、どこの部分が聞こえなかったのかを確認する手段がありません。
結果的に、「聞こえない単語がいつまで経っても聞こえない = 成長しない」ということになってしまうので、学習は必ずスクリプト付きの教材で行うようにしてください。

スクリプト確認の例(YouTubeの場合)

YouTubeは字幕の確認だけでなく、スクリプトをすべて表示することも可能です。

YouTubeのスクリプト確認方法

YouTubeでスクリプトを表示したいときは、右下のメニューから「Show transcript」を選択します。

YouTubeのスクリプト確認方法

80%くらい分かる教材を選ぶ

リスニング教材

リスニング学習をやってみて、「全く聞こえない!」「全然ついていけない!」と感じる場合は、教材のレベルが合っていないことが考えられます。

目安として、初めて聞いたときに80%くらい理解できるものを選ぶのがおすすめです。

高難易度の教材には、あなたが知らない単語や文法が多く含まれています。
知らない単語が出てくるたびに意味を調べることになりますが、これを高難易度の教材で行うと膨大な時間がかかってしまいます。

簡単な教材からスタートして、無理なく学習を進めていきましょう。

意味が分からないまま無理やりリスニングをしても、内容が記憶に残らないので「聞き流し学習」と同じになってしまいます。
竹内智則

おすすめのリスニング教材

おすすめのリスニング教材について、以下の記事でまとめています。初心者向け、中級者向けなど、レベル別に整理してありますので参考にしてみてください。
関連記事:【レベル別】シャドーイングのおすすめ教材14選。自分に合った教材を見つけよう! (「シャドーイングの教材」として解説していますが、リスニング学習にも十分利用可能です)

聞こえなかった単語は見逃さない

聞き取れない音を見つける

「聞こえない単語」を見つけた場合は、その単語だけを何度もリピート再生するようにします。

たまに最初から再生し直す人がいますが、聞こえる部分をもう一度聞くのは時間のムダで、聞こえなかった単語がいつまで経っても聞こえるようになりません。
竹内智則

その際「なぜ聞こえなかったのか?」を考えるようにしましょう。

単純に早すぎたのか?
あまり聞いたことのない単語か?
発音が変化していて聞こえなかったのか?

聞こえない理由を見つけることができれば、1つの単語が聞こえるようになるまでに時間はそうはかかりません。

「聞こえない単語を見つける → 聞こえるようにする」
これを繰り返して、「聞こえる単語」を増やすことが、リスニング学習の基本です。

まとめ

いかがだったでしょうか?
一言で「リスニングの勉強」といっても、様々なアプローチの仕方があります。

学習者のレベルや使用する教材によって適切な勉強方法も変わってくるので、リスニングの伸び悩みを感じる人は、勉強法を変えてみるのもよいでしょう。

今回、リスニングの勉強法をたくさん紹介しましたが、その中でも一番おすすめしたいのはシャドーイングです。

シャドーイングは、弊社の英語スクールでも導入していて、これまでも多くの方が英語を聞こえるようになっています。他の学習法と比べて、短時間で効果が出せるのが魅力です。
詳しいやり方と教材選びについて、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:「シャドーイング」で英語が聞こえるようになるまでの手順【まとめ】

SHARE Twitterでシェア Facebookでシェア はてなブックマークでシェア

プロフィール

竹内智則

竹内 智則

Urban Meetup Tokyo 代表。
2016年から英語コーチングを開始し、これまで200名以上の方に英語の指導を行っています。
コーチングで使用するための英語学習アプリも制作。「こんな英語教育が欲しかった!」を実現しています。

コーチングの教材が書籍になりました!

7日間で学べる!ぼくらの瞬間英作文 書籍
弊社の英語コーチングで使用している教材が書籍になりました!
英作文と文法の基礎から応用まで、しっかり学べる1冊です。
ご購入はこちら Amazonページ