2018-01-28
「英語パーソナルトレーナー」を展開するTRAIZに行ってきました。
英語パーソナルトレーナーは、生徒1人1人に合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作り、自宅での学習もサポートしてくれるコーチのことを言います。
自宅学習は、毎日3時間やるように指導されるとのこと。
修行のようなスクールですが、確実に英語力が身につくと人気が出てきています。
短期間で集中させる
毎日3時間の宿題を出すのは、勉強期間を先に決めるから。
TRAIZの場合は1年間。その他のパーソナルトレーナーは3ヶ月というものが多くなっています。
期間を決めて、ゴールを決めて、そこまで全力で走りきるイメージです。
GABAのように期間を定めないスクールではなく、きちんと勉強期間を決めることで続けられる。続けるうちに勉強する習慣と体力も身についていくというサイクルが生まれています。
システムとしては、
・その日に勉強した内容を毎日トレーナーに報告する
・2週間に1度 実力テストを行う
などを用意しており、勉強のモチベーションを保ちながら続けさせてくれる。
(とは言っても、2ヶ月ほどでダレてきてしまう人も多く、モチベーション維持が一番大変だとスタッフの方がおっしゃっていました。)
まあ、毎日3時間勉強を1年間も続けたら、当然英語力は伸びるでしょ!という感じ。
何も特別なことは言っていません。(だから「修行」と呼ばれるわけですが)
内容は、参考書を購入して行うものがメインになっています。
単語帳やフレーズ集、リスニング教材や文法書など、様々な参考書をアドバイスをもらいながら自費で購入し、読み進めていきます。
リスニングとフレーズ集をおすすめされました。
パーソナルトレーナーのシステムは、この「自習パートをきちんと続けさせてくれるシステム」と言った方がいいのかもしれません。前述した毎日の報告システムや、自習教材に関する適切なアドバイスなど、あの手この手で勉強を続けられるよう、コーチングしてくれます。
授業料が高いのも、むしろ「これだけ払ったのだから、無駄にしたくない」という思いを持たせる意味合いもあります。
また、スクールでお話させてもらったどのスタッフも非常に印象がよく、勉強方法の質問にもきちんと応えてくれました。「ここで頑張れば、本当に英語話せるようになりそう」と思わせてくれるような、キビキビしたスタッフたち。
モチベーションはこういうところからも引っ張り上げてもらえるのだと思います。
週に2時間のレッスン
TRAIZのレッスンは毎週2時間セッティングされています。
4,5人でディスカッションするグループレッスンと、先生と画面越しにマンツーマンで対話するSkypeレッスンを行います。
レッスンは、毎日行っている宿題の成果をチェックする場 & 自主勉だけではダレてしまうのを引き戻すため、という位置付けになっています。
まとめ
パーソナルトレーナーシステムのどこがいいかと言うと、自習の時間を最重要にしているところ。これに尽きると思います。
実力は、集中した時間に比例します。
これは勉強もスポーツも同じことで、毎日30分しかやらない人と、毎日4時間、8時間やる人では、明らかにアウトプットが変わってくるわけです。
そして、それをある程度の期間続けると、その差は何倍にもなっていきます。(毎日続けられない人もいるでしょう)
誰でもわかる、続けることの大切さ。
けれどこれが実際やってみるとなかなか難しいわけです。
パーソナルトレーナーは、効果があります。
それは、通常のスクールよりも勉強時間が圧倒的に長いから。考えてみれば当たり前の話です。
けれどこのやり方を選択できる人も限られている。
一つの理由はその料金なのですが
驚きの料金が、こちら。
12ヶ月受講料→1,423,880円
6ヶ月受講料→858,840円
Webサイトのデザインを見たときから思っていたことですが、料金設定を見ても都心部のエリート層を対象にしているのが分かります。
こちらがWEBサイトのトップ画像
けれど、考えてみればやっていることは、勉強を続けることなのです。
「そこに100万円をかける必要があるのか?」という疑問も浮かんできます。
次回は連載最終回。
今の時代にあるべき英語教育のかたちについて、私なりの結果を書いていきたいと思います。